2014年5月23日金曜日

明日はスポーツ教室(テニス)です!

2014年度はぴねす☆は、なんと2本立てです。
従来の年4回の講座に加えて、スポーツ教室を行うのです!

コミュニティ福祉学科の鍋谷照先生の企画・発案、全面的なご協力の御陰で、スポーツ教室の開催が実現しましたー!パチパチパチ

このスポーツ教室ですが、まずは先生のご専門のテニスからスタートします。
明日5月24日から7月5日まで、合計6日の教室で、基礎からテニスを学びます。
初心者でも楽しく学べるように、いろいろと工夫をしてくださっているようですよ。
どんな教室になるのか、私もとても楽しみです。

障害のある方もない方も、気持ちよく体を動かして、一緒にテニスを楽しむ場となるといいですね。
教室の様子は、またブログで紹介したいと思います。お楽しみに。
(更新、頑張ります…。)




2014年5月13日火曜日

2014年度養成講座を行いました

2014年5月10日、今年もはぴねすのメンバーによる学習サポーター養成講座[来て!見て!感じよう!知的障害者の世界]が行われました。
高校生や大学1年を含む23名が参加してくれました!

はぴねすスタッフによる劇も大好評!
みなさんに興味を持ってもらうきっかけ、障害を理解する機会になったと思います。

実行委員長から「はぴねす☆EIWAカレッジ」の説明。

体験コーナー1 はぴねす☆のピカリンとピカッチ。ピカ語しか話せません


ピカリンからピカ語で参加者の一人にお願い!しかし、ピカ語がわからず困惑する参加者。

体験コーナー2 軍手をはめて折り紙 うまくできない気持ちを体験!

学習サポーターの心構えと役割について説明しました。

最後に、とてもやりがいのある活動なので、みなさんもまずはやってみませんか?と呼びかけ。

2014年3月10日月曜日

2013年度活動報告会を行いました

とても久しぶりの更新です。
ブログの更新は久しぶりですが、この間いろいろな活動は進行していました。
少しづつお伝えしていきたいと思います。

さて、まずは「はぴねす☆EIWAカレッジ2013年度活動報告会」の報告です。



今年度は、2014年3月1日(土)に行いました。
お天気が心配でしたが、午後からは青空がのぞく良いお天気に恵まれました。


ぞくぞくと参加者が集まってきました。まずは、こちらで受付をしていただきます。
「久しぶりー」「元気だったー?」という明るい声に、思わず笑みがこぼれてしまいます。

本日のスケジュールは、以下の通り。
これは、見通しが立てやすいよう、スケジュールは大きく書いて会場に貼るようにしています。
 
 
活動報告会では、今年度行った4回の講座の概要を、スタッフが作成したスライドに沿って振り返っていきます。そして、自分にとって一番良かった講座を決め、後半はグループに分かれて、どこがどのように良かったのかを話し合います。

13時からスタートして、16時半までと、長時間のプログラムになりますが、毎年白熱して時間が足りないくらいです。みなさん、本当にパワフルです。
さて、今年はどうなるのでしょう?

いよいよスタートです。
第1回「新しい自分に挑戦しよう!」の講座から、順番に振り返りをしていきます。



スタッフによる10分間の説明で、講座の目的、内容、そこから学んだことを振り返ります。
講座に受講した人が思い出せることはもちろん、初めて参加した人にも理解できるように説明をしなければならないので、学生スタッフにとっては、この説明はとても苦労するところです。

第2回「好きな自分を表現しよう!」


第3回「知ろう!私のコミュニケーション~ここちよい人間関係の作り方~」

 
2回目、3回目の講座の説明を担当した学生は、今年度からスタッフとして活動に加わってくれた学生でした。初めてのスライド作成、初めての説明と初めてだらけの経験に、最初はとても戸惑って(そして、私のきつ~いダメ出しに凹んだり)いる様子でしたが、報告会では二人とも落ち着いてわかりやすく説明ができていました。
 
第4回「みつけよう!オンリーワン~私の仕事自慢~」

 
ここでは、実際に受講生の方に前に出て、講座で学んだ名刺交換の実演をしていただきました。
名乗りを上げてくださる方が沢山いたので、みなさん前に出てやっていただきました。
ちゃんと両手で受け渡しができていますね。素晴らしい!
 

みなさん、とても熱心にきいてくださっていました。学生がいつも以上に上手にできたのは、きっと参加者のみなさんが、興味をもってきいてくださったからだと思います。
相互作用ってこういうことだと実感した場面でした。


スライドを用いた説明のあとは、アンケートです。
各講座ごとによかったことを評価していきます。


このアンケートをもとに、自分にとって一番良かった講座を選びます。
自分にとっての1位の講座が決まったところで、前半終了、休憩となりました。

記事も長くなりましたので、ここで一区切り。
活動報告会後半は、次の記事でお伝えします。お楽しみに。

2013年10月4日金曜日

研修報告 その2【ディスカバーJAPAN「だし」オープンカレッジ東京(in明星大学)に参加して】

前回に引き続き、8月に行った研修について、学生からの報告をお届けします。
今回は、3年生の櫻井美里さんのレポートです。
本文中にもありますが、櫻井さんは今年からはぴねす☆のスタッフに加わってくれました。
サポーターとしての経験もないまま、スタッフになったので、わからなくて戸惑ったことも多かったと思いますが、毎回とても積極的な姿勢で取り組んでくれています。

では、櫻井さんのレポートを紹介します。


ディスカバーJAPAN「だし」オープンカレッジ東京(in明星大学)に参加して

 

櫻井美里

 

私は、今年から「はぴねす」に入りました。はぴねすの講座に参加したのもまだ一回だけですし、今回のディスカバーJAPANも初めて参加させていただきました。そのため、とても新鮮な思いで臨みました。

率直な感想を言うと、とても楽しかったです。そして、参加させてもらっている間、私はいろんな思いを抱き、とても充実とした時間でした。グループで3つのだしをそれぞれ何のだしか話し合う際、グループの皆でだしの匂いを嗅いだり、色を見たり、「このだしは湯豆腐に合うだろうか」などと考え、意見を出し合いました。その時、知的障害をもつ人もそうではない人も関係なく、意見を出し合い、他の人の意見を聞いたときに「私もそうだと思う」と共感したり、「それは違うのではないか」と時には反対意見も出たりしました。その中で私は、とても良いグループワークだと思いましたし、知的障害をもつ、もたない関係なく共に同じ時間を過ごしていることがとても嬉しく感じました。そして、グループで決めたそのだしは、正解しているものもありましたが、残念ながら不正解のものもありました。しかし、共に喜んだり、悔しい気持ちになったり、グループの皆で気持ちを共有し合い、とても楽しかったです。終わったあとは、皆で「ありがとう」、「またね」などの言葉を交わしました。また皆さんに会えたらいいなと思いました。このように、かかわりの輪が広がっていくことはとても嬉しいです。このような思いを、初めてはぴねすの講座に参加したときにも感じたことを思い出しました。

今回感じたこの思いを大事にして、今後のはぴねすの講座でも一人一人とのかかわりを大切に深めていけたらいいな、と思います。そして「共生」ということについても、改めて考えていきたいと思います。今回、ディスカバーJAPANに参加できてとても嬉しく思いますし、本当によかったです。参加させていただいたことを感謝したいです。またこのような講座が開かれたら、ぜひ参加したいと思います。


櫻井さん、ありがとうございました。
人と人がつながるためには、「楽しさ」「うれしさ」時には「悔しさ」といった体験や感情が共有できることが大切だと気付かせてくれる体験でしたね。

障害のある方と関わるとき(例えば、ボランティアなど)、「優しさ」や「憐み」、そういったものが前面に押し出されてしまいがちですが、それでは長く付き合っていくことはできません。また、双方が影響を与え、補いあう相互的な関係ではなく、一方的に尽くす関係性になってしまいます。

『だれか、ふつうを教えてくれ!』という本の中で、筆者の倉本智明さんは「共生」について、時間と場所をただ共有することではない、と述べ、さらに次のように語っています

「今の目の前で進行している事態に、自分が何らかの影響をおよぼし、またおよぼされる位置に立つこと、そこから得られるよろこびや興奮、そして、時には失敗がもたらす苦しみの感情を他の参加者と同じだけの可能性でもって味わうことができてはじめて、本当の意味で『参加した』ということが言えます。

そして、このような参加が全員に保障されていなければ、「共生」が実現したとは言えない、と結んでいます。
レポートを読んで、「共生」に関するこの文章を思い出しました。

櫻井さんの報告の中では、参加者同士が同じように楽しんだり悔しがったりしている姿が浮かび上がってきます。オープンカレッジ東京が目指した「共生」の取り組みは、ねらい通り実現していたようですね。
今後は、共生を実現するために、どんな仕組みを考えてどのように講座を組み立てたのか、その方法について考えていくと、より深まっていくと思います。これは、はぴねす全体で取り組みたい課題ですね。

では、次の報告を楽しみにお待ちください。

2013年9月25日水曜日

研修報告 その1 【OCTディスカバーJAPAN「だし」を受講して】 

9月も後半、大学も後期の授業がスタートしました。

先日のブログで予告した通り、8月31日に明星大学で行われた「オープンカレッジ東京」にはぴねすのスタッフ3名と参加してきました。
当初は見学の予定でしたが、会場を訪れると当日参加も受け入れているとのこと。なんてラッキーなんでしょう!
もちろんお言葉に甘えて、学生スタッフ3名は、他の受講生に混じって一緒に講座を受けさせていただきました。
 ちなみに、オープンカレッジ東京は、「いっしょに学び、ともに生きる」を合言葉に掲げ、障害のある人だけでなく、すべての人の生涯学習ニーズに応えることを目的にしています。そのため、受講生も障害のある方に限定していないところが大きな特色です。

では、はぴねす☆のスタッフから届いた報告を紹介したいと思います。
第1弾は、3年生の相田康元くんからのレポートです。


オープンカレッジ東京ディスカバーJAPAN
「だし」を受講して

8月31日 

静岡英和学院大学3年 相田 康元

 

オープンカレッジ東京に参加するのは初めてになります。

私は、大学のボランティア団体“はぴねす”に所属しており、何回か障害のある方にボランティア活動の経験があるのですが、自分が彼等と同じ立場になって一緒に講座に参加したことがなかったので、今回はいい経験になりました。

 今回の講座では、日本に複数個ある“だし”を比較する、という内容でした。

私は普段から料理をしないので、“だし”の違い以前に、“だし”にも種類が多くあることに驚くレベルからスタートしました。

講座のはじめは、私のように“だし”についてまったく知らない人のために、日本の各地域でどの“だし”が頻繁に使われているか、また多く生産されているか、などの基礎知識を教わりました。この講座では、クループを作りみんなで協力しながら作業していくシステムで、メンバーも障害のある人(軽度)と障害のない人の混合で組まれました。

“だし”の比較方法は「匂い・味・色」の3つの観点から比べました。この講座で使用した“だし”は、「昆布・煮干し・鰹節」でした。あらかじめ、違いがある!とわかっていたので、3つの“だし”の比較はスムーズに進みました。幸いグループメンバーも私と同じ意見で、難なくことが運びました。ちなみに、『私の感想』ですが昆布は、無臭・無味・薄い。煮干しは、魚臭い・変な味・昆布よりは濃い。鰹節は、若干魚臭い・変な味・濃い…です。

最後に答え合わせをしました。結果はパーフェクトでした!!

 私自身が受講生となって講座に参加したことが無かったので、とてもよい経験になりました。普段は講座を運営する側なので、参加する側の気持ちを知れて、今後のはぴねすの運営に役立てると思います。ついでに、料理についての知識を得られて、一人暮らしをする機会があれば、役立てたいと思います。


相田君、ありがとうございました。
受講生の立場になって気付くことが、沢山あったようですね。
受講生として講座を楽しむことで、講座の展開の方法や、教材の使い方をどうしたらわかりやすいか、楽しめるかを考えることができますよね。

研修で学んだことを、これからのはぴねす☆の活動に生かして、より楽しい講座を作ってください。
それから、お料理もひとり暮らしを待たずにトライしてみてください。これからの男性は、お料理ができた方がモテますよ。

以上、学生からの報告でした。
なお、このシリーズは、第3弾まで続きます。
次回をお楽しみに。

2013年8月30日金曜日

明日は、学生と公開講座の見学にいってきます

夏の終わりの金曜日、今日の静岡は、昼の最高気温が全国で最高だったようです。
暑い…暑いです。うちのネコたち、大丈夫なのかしら?ドキドキ。

さて、明日は東京にある明星大学で、日本特殊教育学会の第51回大会が開かれます。
その公開企画として、オープンカレッジ東京による公開講座
『ディスカバーJAPAN「だし」』が行われるのです。

これに、学生3名と共に見学に行ってきます!

毎年、オープンカレッジ東京の活動発表会を見学させていただいているのですが、実際に講座の様子を見るのは初めての経験です。「ディスカバーJapan」は、毎年、題材を変えながら地域の特性や違いを発見するオープンカレッジの定番の講座です。そして、受講生の方からの毎回の評価がとても高い講座なので、とても楽しみです。

きっと学生たちも沢山の刺激を受けてくることでしょう。
はぴねす☆の代表として、研修に参加するのですから、もちろん「ただ」では終わりません!
研修後、学生には私の代わりに、このブログで報告の記事を書くという、義務が課せられます。

というわけで、研修の報告は、学生が書きますので、どうぞお楽しみに☆



2013年8月28日水曜日

第1回 『新しい自分に挑戦しよう!』開催 (後半)

朝晩に吹く風が少し涼しくなり、秋の気配を感じる今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、長く引っ張っている第1回目の講座。今回の記事では、後半の様子をお伝えしたいと思います。

前半は、「できることからはじめよう!」というワーク(演習)を行い、それぞれが挑戦したいことについて明らかにしました。後半は、「ステップ1.2.3!」というワークに取り組みました。

「ステップ1.2.3!」も、前半と同様にグループでの話し合いを中心に進めていきます。このワークでは、チャレンジしたいことについて、みんなでどうしたら実現できるのかを考え、戦略を練ります。物事を進める方法と順番を考えて、自分だけの作戦を立てるという、役に立つ上にワクワクする演習です。

まずは、前半のワーク1を参考にして、各グループごと、何について話し合うかを決めてもらいました。

それぞれのグループが取り組んだ目標(チャレンジしたいこと)は、次の通りです。
 Aグループ : みんなの目標を叶える!
 Bグループ : 家族で伊勢神宮に行こう!
 Cグループ : ディズニーランドに行きたい!
 Dグループ : CDや本を買いたい!

う~ん、どの目標もとても楽しそうですね!この目標を、大きな模造紙に書き込みます。


次に、各自どうやったらこの目標を叶えられるのか、そのためにやらなければならないことは何かを考えます。お互いに意見を聴き合い、思いついたことは何でも、全部意見として話してもらいました。(このような方法をブレーンストーミングといいます。)

そして、書記役の人は、出た意見を一つずつ付箋紙に記入します。

ある程度、意見が出尽くしたら、今度はそれらの意見を分類していきます。
模造紙には、3つの欄があり、次のように書かれています。
 「1.はじめにやること」
 「2.つぎにやること」
 「3.さいごにやること」
いろいろな方法を考えたので、今度はそれらを実行する順番を考えるわけです。


すこし難しい作業ですが、どのグループも和気あいあいとした雰囲気の中、作業に取り組んでいました。
ディズニーランドに行く計画をたてていたグループは、ディズニーランドに着いたら、どう楽しむか(どのアトラクションにのるか、どのキャラクターに会うか、など)について、力を入れて考えていました。「全力で楽しむぞ!」という気迫が十分に伝わってくる計画でした☆


こちらのグループは、家族で伊勢神宮に行く計画を立てていました。が、電車に詳しい方がいて、とても現実的なプランが出来上がっていました。旅行会社に就職できそうですね。


最後に、各グループで作成した計画について、全員の前で発表をしていただきました。


1回目の講座で、少し緊張している方もいらしたと思いますが、どのグループも、堂々と発表をしてくださいました。そして、発表の最後は、グループ全員で一斉に、「私たちは〇〇に挑戦します!」と宣言をして、締めくくりました。

皆さんの発表から、それぞれの目標を実現するために、一生懸命考えて計画を作ったことが伝わってきました。みなさんの希望がたくさん詰まった発表を聞けて、私の方が元気をもらった気分でした。

そして、お約束の集合写真です。みんないい顔をしていますね☆


はぴねす☆では、毎回講座終了後にアンケートを実施しているのですが、なんとこの回は、受講生全員が講座を終えて、何かに挑戦したい気持ちになったと答えてくださいました。

この講座が、受講生のみなさんにとって、少しでも自分の力を感じる場であったり、何かに挑戦したいという気持ちを生み出す場になったことを、とてもうれしく思いました。また、今後もそういう場であり続けることが、はぴねす☆の使命であると感じた一日でした。

さて、今年度も多くの方のお力添えで、無事に第1回の講座をお届けすることができました。
参加してくださった受講生のみなさん、学習サポーターのみなさん、応援してくださった方々に心よりお礼を申しあげます。ありがとうございました。

また、実現に向けて一緒に頑張ってくれた学生スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。これからも、みなさんに楽しんでもらえる講座ができるよう、より一層頑張りましょう!